こんにちは。サラリーマンのたくみです。
今日は「子どもの “嫌い” にはちゃんと理由があるし、ちゃんと掘り下げてみると意外と成長するチャンスが隠れているかもよ?〜プール編〜」という話です。
今回もボクが実際に体験した事をメモ的にそのまま書きますので「よくある話」なら誰かの役に立つのかな?
よくわかりませんが、とりあえず書いておこう!よろしく!
今回も出演は蓮くん。間も無く小学校入学を控えた6歳児の男の子です。
名前は仮称で「蓮くん」とさせてください。「2021年男の子赤ちゃんの名前ランキング100」で4年連続1位らしいです。
目次
突然プールを嫌がる子ども
半年程前に引っ越した蓮くん。前の家でもプールに通っていた蓮くんは引っ越し先でもプール教室を見つけて通っています。時々「めんどくさーい」と言っているが、なんだかんだ行ったら行ったで楽しんで帰ってくる。
そんなある日、「プールは嫌だ!」「行きたくない!」と言う蓮くん。蓮ママは「まぁいつものアレね。プールに着く頃には気が変わってるパターンね」と事態を軽く見ています。
しかし、プールに着いてからも「嫌だ!行きたくない!」の一点ばり。基本的には本人の意志を尊重したい蓮パパ(初登場?)は、「そんなに嫌なら辞めれば?」「続けなきゃいけない理由もないし、そもそも日本人は辞める事が悪い事みたいに思ってるから、子どもの頃から “辞める練習” をしても良いんじゃない?」くらいに思ってます。完全にコジらせ系のパパです。
「アンタ日本人の何を知ってるんだい?」と言いたい気持ちをグッと堪えて続きを書きます。
正解はどっち?そのまま受け入れる?それとも説得する?
蓮パパが言います「楽しくないの?」。蓮くんは答えます「楽しくない」。
蓮パパ続けます「プール好きじゃなかった?友達とかいないの?」。蓮くんは答えます「プール好きじゃないし、友達もいない」。
蓮パパは思います。「引っ越して友達が出来てないから楽しくないのかな?」蓮パパが言います。「話しかけて友達を作ればイイじゃん」。蓮くんは答えます「恥ずかしいし嫌だ」。
この時点で蓮パパはピンときました。「はっはーん、友達が出来なくてつまらなくなるパターンのヤツだな」。ピンと来たくせに解決策が出てこない蓮パパは、そのまま帰ろうか決断できずに迷ってます。蓮くんの為になる選択はどっちなのだ…?
そんな時に蓮ママが「何か嫌な事があるならコーチに相談してみれば?」と説得。既にプールの開始時間は過ぎ、15分程の押し問答を経て、「行くだけね」とようやく重い腰を上げた蓮くん。蓮ママと一緒にプールの建物に入っていました。
結果は?
いつもコロナ対策で観覧はNGなので、プールに入ればすぐに戻ってくる蓮ママが、待てど暮らせど帰ってきません。最初の15分くらいは「色々ゴネてるのかな?」とYouTubeを見ながらノンビリ待つ蓮パパ。20分…25分…いくら待っても全然帰ってこないので、いよいよ何かあったのか?と蓮パパが建物に入ります。
すると、少し前にようやくプールに入ったらしく、それまでずーっとコーチや受付の人も入れて話し合っていたそうな。。。
色々話した結果、プールが嫌だった理由は、最近始まった「ロケットスタート」と「飛び込むヤツ」が(息が続かず)上手に出来ない事が嫌だった。友達の有無は全然無関係…。
解決したの?
結論から言うとちゃんと解決して、蓮パパが到着した頃にはプールに入り元気に手を振ってニッコニコしてました。
解決方法はシンプルで「嫌な事、思っている事をちゃんと話した事で解決方法が見つかった」のです。
そもそも何で「嫌になる」までに至ったのか?と言うと、蓮くんは「自分は上手く出来ない」とストレスを感じていたが、教えているコーチは「しっかり出来ている」と判断していたようで、他のコーチから見ても問題なく出来ていたそうです。しかし、蓮くん的には「無理していたからもう少し助けて欲しかった」。
「ビート板ではなく手で引いてもらう」「飛び込むヤツはこうする」等の具体的な解決策をコーチが提案してくれて、蓮くんもそれに納得。
その後、スッキリした蓮くんは残りわずかのプールタイムをニッコニコで楽しんだのでした。めでたし、めでたし。
まとめ
今回の事で蓮くんにとって成功体験?になった事は「思っている事を伝えると解決した」。蓮パパの教訓は「子どもの主張にはちゃんと理由があるから、理由も分からない段階で”尊重”とか言ってるのは、ちゃんと向き合わない言い訳かもよ」と言う事。
結果論と言えなくもないですが、もしあの時に辞める決断をしていたら、蓮くんから「思っている事を伝えるチャンス」を奪ってしまう事になった訳で、その後の成功体験も奪ってしまった訳です。そう考えると、とっても怖いですよね。。。
「親の行動1つで、子どもの体験が真逆になる事が日常にはゴロゴロある」という、子どもに対する “影響力” を改めて自覚した体験だったようです。
ケースバイケースなので事前に正解は分からないけど、判断を急がずに解決策をじっくり模索する事も”尊重”なんだな、と反省した蓮パパ。
そんな訳で、今日は「子どもの “嫌い” にはちゃんと理由があるし、ちゃんと掘り下げてみると意外と成長するチャンスが隠れているかもよ?〜プール編〜」という話でした。